読書について

何か思うことがあり、ブログを書こうと思ってテキストエディタを開くけど、しっくりこない。
「こんなこと書こうと思って始めたんじゃない」とか、ちょっとわかったようなことを書こうとすると「こんな偉そうなこと書く資格がどこにあるんだ」とか「眠い」とか思って書くのをやめてしまう。




最近、本を読むのがちゃんと習慣になってきてて。毎日読んでます。
もうかなり続いてるんで、習慣になったと言っていいんじゃないかと。
しかも、ひとつ読み終わったら自然に次の本買ったりするようになったんですよね。前までは「本読まなきゃ」と思ってからやっと購入してたのに。
これは嬉しい変化です。

ずっと「読書を習慣化したい」と思っていたんですけど、挫折が続いてて。
挫折しては「でも本読まなきゃ」と思ってたんですけど、たぶんそれがダメだったんでしょうね。「読まなきゃ」じゃなくて「読みたい」じゃないと続かないんだと思いました。

あと何かを習慣化するには、自分の怠け癖とか、頑張れない部分をちゃんと考慮した上で計画を立てると上手くいくってことがわかってきました。
僕の場合はかなりの飽き性だからか、本を読んでる途中で次に読みたい本のこと考えてしまって。次あれ読もう、あの本めっちゃ面白そうだから早く読みたい、と思い始めたが最後、我慢も苦手な自分は「今読んでる本早く終わらせてあの本読みたい」などと思ってしまうんです。そしてさらに面倒くさいことに「ちゃんとひとつの本を読み切ってから次に行きたい」という気持ちもあったりして。そうなると読んでる本が次の本へ向かう障害になってしまって、読書が辛くなるんです。
で、やめてしまう。

そこで自分が実行したのは、ひとつを読みきってから次に行くというこだわりは捨て、読みたい本はどんどん読み始めるということ。
並行して何冊も読むことでその問題を解決できました。
とはいえ、同時に3冊が限度だとわかってきましたが。
読む時間は各20分。それが3冊で合計1日1時間。

3冊あれば「飽き」を十分分散出来るので、続きます。

しかも義務感が無いので1冊1冊をきちんと楽しめます。

読了まで長い時間を要することになったけれど、その分記憶が定着して内容を忘れないようになりました。たぶん。


何かを習慣として続けられないのはどっかで「面白くない」と思っているからで、その悪い芽を見つけて摘んでいくと上手くいったりします。

なんとなく物事を続けるコツはわかってきたような気がするけれど、でも何かを続けるのはとても難しいのだ。


※今読んでる本を書きます。

『星を継ぐもの』
朝、準備が終わって家を出る前のゆったりとした時間が1日でいちばん早い読書時間。眠たいが結構集中出来る。
昔のSF小説。ハードSFと呼ばれる、科学的にもリアリティのあるガチガチのSFです。科学の専門用語とか結構出てくるので何言ってるかよくわからないことが多々。でも大筋は凄く気になるお話なので、面白い。外国の小説は邦訳するとなんか日本語に違和感を感じてしまって、何回も脱落してきたのだけれど、これは行けるかも。


『幻想再帰のアリュージョニスト』
最近
会社のお昼休みが第2の読書時間。
幻想再帰のアリュージョニストは「小説家になろう!」というweb小説投稿サイトに投稿されている作品。「最近」というのは著者の名前。
2月頭ぐらいからほぼ毎日読んでいるけれど未だに終わらない。凄まじく長いのです。でも凄まじくおもしろいのです。日本文学を変えうる可能性のある作品、と割と本気で思っております。日本文学のことはよくわかっていませんが、それだけ凄味を感じる作品。


『アリス・イン・カレイドスピア』
最近
夜寝る前が第3の読書時間。
「幻想再帰のアリュージョニスト」の最近さんの商業デビュー作。アリュージョニストの外伝的な作品。クオリティはアリュージョニストに引けを取らず。アリュージョニストが気になる人はこっちから入るのもいいかも。
アリュージョニストアリュージョニストうるさいね。


『ゲームの話をしよう』
ここの所、寝る前に2冊読んでいます。
ほぼ日の乗組員、永田さんがファミ通にいたころに連載していた、色んな人とゲームの話をする連載をまとめた本。
時代は古いけど、ゲーム大好き人間なのでとてもおもしろく読んでいます。永田さんの文章は、非常に良い。